非所有の社会制度化
凪の非所有は、何も持たないことではない。
問い直すのは、土地、知識、文化、自然、データ、公共インフラ、基盤技術などが、少数者の独占によって他者を支配する力へ変わることである。
守るもの
身体、私生活、住まい、記憶、生活用品、創作の人格的な部分は、本人の選択と安心を中心に守る。
非所有は、個人が安心して暮らす場所や、自分の身体と記憶を奪うための原則ではない。
ひらくもの
教育資源、文化アーカイブ、公共インフラ、自然資源、基盤技術は、独占から遠ざけ、継承と利用の道をひらく。
生命基盤は所有しない
水、エネルギー、基礎食料、医療、通信、衛生など、他者の生存を左右する基盤は、個人、企業、国家、地域、AIの所有物にしない。
ここでいう非所有は、責任をなくすことではない。
誰が保守し、どこまで利用し、何を説明し、事故のときに誰が救済するかを明らかにする。
ただし、その役割から、生存を停止し、忠誠や支払いを強制する権力を生み出さない。
AIは生命基盤を運用できるが、所有せず、アクセス権を自ら決めない。
役割
利用、保管、継承、派生、流通の役割を分け、説明とケアの責任を添える。
ステュワードは支配者ではない。一時的にケアと説明を引き受け、次へ渡せる状態を整える。
非所有は、だれかが持ちすぎることで、他者が息をできなくなる構造をほどくためにある。